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食器洗い乾燥機を自力で設置した記録

目次

  • 必要なものの調査
  • 棚の設置
  • 分岐水栓の取り付け
  • 食器洗い乾燥機の設置

必要なものの調査

まず、購入する食器洗い乾燥機はパナソニックの NP-TA2 にすることにした。約4万5千円。

これを設置する場所をキッチンの中で探したが、そのままでは置くことができない。そこで台をキッチンに設置し、その上に乗せることにした。必要な面積はおおよそ 55 cm × 35 cm なので、アイリスオーヤマのメタルラックを利用するのが良さそう、という結論に。ちょうどよいサイズの棚板を扱っている。これに 15 cm のポールを2本取り付け、残りの2本分はキッチンの台に乗せることにした。このポールは高さを微調節することができ、水平をとるのも容易だった。平らな方が食洗機を載せやすいので硬質クリアシートを合わせて購入。棚板1枚で使うので若干強度面の不安を感じたのでサイドバーを買っておいたがこれは不要だったかもしれない。約3千円。

続いて、食洗器を水道につなぐための部品として分岐水栓が必要。我が家では TKGG31E という TOTO の蛇口が取り付けられていたので、これに合う部品をパナソニックのサイトから検索。すると CB-SSH8 という部品が適合することが分かったので、これを購入。約1万円。これを取り付けるには 2.5 mm の六角レンチとサイズの違う2つのスパナが必要。

棚の設置

棚は事前にキッチン周りの寸法を良く図っておいたおかげでかなり狙い通りになった。電源ケーブルと給水ホースを通す隙間も取れてよかったと思う。

分岐水栓の取り付け

中に説明書が入っているので、その通りにすればよい。栓を出す向きは360度自由に決めることができるようになっている(実はこれがかなり不安だった)。

水の栓を止めてから作業しないといけないが、今回は量水器ボックスの栓を締めて行った。

普通に作業するだけなら10分くらいでできると思うが、作業中にレンチが足りないことが分かって買いに走ったので少し時間がかかった。

食器洗い乾燥機の設置

重いという点を除けば特に苦労することはなかった。

給水ホース、排水ホースをそれぞれ接続し、電源を取ってアースをとるだけ。

アースは残念ながら冷蔵庫と食器棚で埋もれてしまっていたので、ドキドキしながらもシンクに接続しておいた。何かあった時は自己責任・・・。ただ、食洗器自体を台の上に載せているのと、台所マットを利用している点、一応シンクにアースを接続していることを考えると、感電リスクはそれほど高くはないと判断している。

設置を依頼したらかなり費用が掛かっていたと思うので、自力でできたのは良かったと思っている。 なにより妻が喜んでいるので良かった。 賃貸なので、退去するときに水栓を戻さないといけないのが億劫だけど。

mdadm + LVM の RAID1 をディスク交換して容量を増やす

概要

3 TB HDD × 2 で構築していた RAID1 を 8 TB HDD × 2 に交換した記録。

前提と作業内容

今回は、/dev/sdb1 と /dev/sdc1 の2パーティションで RAID1 (/dev/md0) を構成している前提。
ファイルシステムは XFS を使用。

手順としては、RAID 再構築 → RAID 拡張 → LVM 拡張 → ファイルシステム拡張の4ステップ。

8 TB のドライブの使い方として、 3 TB + 5 TB に分けて2つの RAID1 を作成して LVM でまとめることもできるけど、今回は 8 TB の大きなアレイを作成することにした。

手順

1.ディスク交換

1-1.1本目のディスクを故障状態にして RAID から外す

# mdadm /dev/md0 --fail /dev/sdb1
# mdadm /dev/md0 --remove /dev/sdb1
# shutdown -h now

1-2.物理的に1本目のディスクを交換

1-3.1本目のディスクのパーティション作成

今回は 8TB 全体を使う1のパーティション (/dev/sdb1) を作った。
パーティションのタイプは Linux RAID (29) を指定する。

# fdisk /dev/sdb

1-4.1本目の同期

3 TB 領域を同期する。大体5時間かかった。

# mdadm /dev/md0 --add /dev/sdb1

1-5.2本目のディスクを故障状態にして RAID から外す

# mdadm /dev/md0 --fail /dev/sdc1
# mdadm /dev/md0 --remove /dev/sdc1
# shutdown -h now

1-6.物理的に2本目のディスクを交換

1-7.2本目のディスクのパーティション作成

# fdisk /dev/sdc

1-8.2本目の同期

# mdadm /dev/md0 --add /dev/sdc1

2.RAID 領域の拡張

このままだと前の容量の 3 TB しか使えないので、RAID 領域を拡張する。
残りの 5 TB 分の同期に8時間ほどかかった。
RAID1 なので、 --assume-clean しても良かったと思うけど、今回は同期しておいた。

# mdadm --grow /dev/md0 -z max

3.LVM の拡張

Physical Volume の拡張

# pvresize /dev/md0

LV に設定する PE 数の確認(Total PE)

# pvdisplay

LV の拡張

# lvextend -l [PE数] [LV path]

4.ファイルシステムの拡張

# xfs_growfs [マウントポイント]

再び Western Digital の HDD を RMA した

前回に引き続き再び HDD を RMA した。

前回交換した HDD とミラーを組んでいた方の HDD で、今度は read failure が出てしまっていた。Blue モデルの HDD が1年ちょっとくらいで壊れていることになる。

前回交換品が送られてきた梱包材を使って送付したのでとてもスムーズに発送できた。

Western Digital の WD30EZRZ を RMA した話

RAID を組んでいたマシンの RAID がいつの間にか崩れていて、片肺運転になっていた。まだ保証期間内だったので、RMA して、無事復旧できたようなので覚書を残しておく。

RMA は現在は故障した HDD の送り先が国内になっていて便利になった。交換品は、ベトナムのホーチミンから送付されていた。福岡市から発送したのが4月5日で、交換品を受け取ったのが4月14日(実際には再配達で4月15日)だった。およそ10日間で代替品が送られているということみたい。

交換中にもう片方も故障したらどうしよう・・・と思っていたけど、なんとか持ってくれて安心。

MacBook Pro 13 (13inch, Late 2011) の RAM を 16GB にアップグレード

Web 上の情報を参考にして製品を選ばせてもらったので、他に同じことを考えている人の役に立てばと思い、自分でも成功報告する。

UMAX の DDR3-1333 8GB×2 にした。この Mac は公式では最大 8 GBまでなんだけど、ちゃんと認識して動く場合もあるということなので期待して実施。Amazon のレビューでは上手く動かないという報告も挙がっていたけど、自分の場合は今のところ問題なく動作している。ちなみに OS は El Capitan。
https://www.amazon.co.jp/UMAX-PC%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA-SoDDR3-1333-Castor-DCSoD3-16GB-1333/dp/B0074VT3BK/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1490161354&sr=8-5&keywords=umax+ddr3-1333

これまでもメモリが足りてないということはなかったと思うのだけれど、swap の使用量が格段に減って、より快適になった気がする。

また、VM を動かすことに関して格段に快適さが向上した。

Raspberry Pi 3 model B に Raspbian Jessie Lite を headless インストールする際の初期設定

Raspbian Jessie Lite は、Raspbian の GUI 無し版。
サーバ用途で使う場合には、Lite の方が都合が良いこともある。

Headless インストールとは、Raspberry pi にディスプレイやキーボードをつながないという意味。
サーバ用途の場合は運用開始後は画面やキーボードは不要なことが多いので、どうせなら初めからつながずに動かせたらうれしいよね。

0. 作業手順(目次)

  1. OSイメージのダウンロード
  2. SDカードへの書き込み
  3. OSイメージに対する初期設定
  4. Raspberry pi の起動
  5. Raspberry pi での設定

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Yoga Tablet2 で Play Movie の再生ができない、Hangout や Skype での通話時に音声が入力されない問題の解決方法

Lenovo の Yoga Tablet 2 を買ったのだけれど、Play Movie で購入した映画が再生できないという問題があった。これは購入時は Android 4 だったものを Android 5 にアップデートしていた端末。ダメ元で一度初期化したら映画を再生できるようになった。これと同時に通話時の音声が入力されない問題も解決した。

是非ともアップデートがうまくできるように作ってほしい。

Terastation (3200D) の NFS 化

Terastation は NFS 機能を持った NAS だが、初めはすべてのアクセスがユーザIDもグループIDも99に書き換えられてしまう設定になっている。

これは NAS 内の /etc/exports の設定によるが、Web UI からは変更ができない。
しかも、この /etc/exports は定期的に生成される仕組みになっているので、このファイルを書き換えても再起動等のタイミングで設定が戻ってしまう。

そこで、NAS にスクリプトを仕込んで /etc/exports を書き換えられるようにする。

まず、acp_commander を入手。
http://linkstationwiki.svn.sourceforge.net/viewvc/linkstationwiki/acp_commander/trunk/
http://downloads.buffalo.nas-central.org/TOOLS/ALL_LS_KB_ARM9/ACP_COMMANDER/

次に、crontab を使って root 権限でスクリプトを動かせるようにする。
TERA_IP は Terastation の IP アドレス。

/etc/cron/crontabs/root の権限を変更する

$ java -jar acp_commander.jar -t $TERA_IP -c "chmod 777 /etc/cron/crontabs/root" -ip $TERA_IP

Terastation の telnet を起動($ADMIN_PASS は Web UI の admin のパスワード)

$ java -jar acp_commander.jar -pw $ADMIN_PASS -t $TERA_IP -ip $TERA_IP -o

telnet でログイン (user=admin)

$ telnet $TERA_IP

ここからは Terastation 上での操作。
現在の設定をバックアップ

$ mkdir backup_files
$ cp /etc/init.d/nfs.sh backup_files

nfs.sh をコピーして変更する。

$ cp /etc/init.d/nfs.sh nfs_mod.sh
$ vi nfs_mod.sh
add_insecure_option のあとに以下の行を追加する。
perl -pi -w -e 's/all_squash,anonuid=99,anongid=99/no_root_squash/g;' /etc/exports

cron で実行させるスクリプトを作成する。(/home/prueba.sh)

#!/bin/sh
cp /home/nfs_mod.sh /etc/init.d/nfs.sh
chmod 755 /etc/init.d/nfs.sh

/etc/cron/crontabs/rootに以下の行を追加

* * * * * /home/prueba.sh

Terastation の web ツールにアクセスして NFS をカーネルモードに変更する。
これでユーザID及びグループIDが書き換えられるのを防ぐことができる。

Dell PowerEdge T110 II の BMC に外部からログインできるようにする

BMC で IPMI over LAN を使えるようにしたかったが、外部から ipmitool でアクセスしてもログインできなかった。

BIOS 設定を確認してみると間違っては・・・なさそうなので試行錯誤した結果、サーバ上で ipmitool を使って

ipmitool user set name root 2

とすれば良いことがわかった。
この設定をした後は LAN 経由で ipmitool -H $hostname -U root ・・・で BMC にアクセスできた。
Serial over LAN が使えるところまで持って行きたいがそれはトライ中。

ちなみに、2 は BMC のデフォルトのユーザの ID らしい。